1962-02-19 第40回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
○中西説明員 先ほど申し上げました通り、生産費計算では、特定の銘柄のものについての調査として結果が出て参りません。白芽大豆が高いというお話は、その通りであると思います。ちょっと技術的な話になるのですけれども、たとえば米価一万一千五十二円五十銭といいます場合に、これは特定の銘柄をさしておりません。これと似たような方法が大豆、菜種の価格についても言えるのではないかと思います。
○中西説明員 先ほど申し上げました通り、生産費計算では、特定の銘柄のものについての調査として結果が出て参りません。白芽大豆が高いというお話は、その通りであると思います。ちょっと技術的な話になるのですけれども、たとえば米価一万一千五十二円五十銭といいます場合に、これは特定の銘柄をさしておりません。これと似たような方法が大豆、菜種の価格についても言えるのではないかと思います。
○河野国務大臣 川俣さんも御承知の通り、生産費・所得補償方式と申しましても、従来生産費はどの程度の生産費をとるかということに議論もございました。とり方がありました。従っていろいろのものが出ることはあたりまえであります。こういうことはあなたも百も御承知のはずでございます。しかし積み重ねておりますうちに、おのずからそこに私は常識が出てくると思う。
○国務大臣(周東英雄君) これは簡単に言えば、去年、おととしと過去二カ年において大へん各方面の方々、農業者の団体、農業者の代表の方々、学識経験者を入れて苦労して作ったもので、米価の算定方式が御承知の通り生産費及び所得補償方式によるということになっております。従って、その方針は堅持しつつ、同じく生産費及び所得補償方式をとると申しましても、農民団体等の方々のお示しの額との相違があります。
○川俣委員 そういたしますれば、御承知の通り生産費が物価高の影響を受けまして、農業パリティが非常に上がってきております。次に自家労働を都市労働で換算するわけですが、農業団体及び農民団体は三十人以上の規模の製造工業の平均労働賃金をもって書きかえるわけでございますが、農林省は従来四人以下一人までの小規模の製造工業の労賃をとりまして、算定をいたしておるわけです。
こういうことがわかった以上は、やはり需給均衡価格ということで流れずに、答申にある通り生産費を償う所得補償方式の支持価格、こういうものを行なって、糸の段階で、あるいは繭の段階で、かりに政府が相当かかえても、これは時の移りによって必ず解消できるんだ、こういう一つの実験といいますか、経験の上に立った立場に立って一つの支持価格を作っていただきたいと思うのです。
この調子で伸びていっても、なおかつさっきお約束されました通り、生産費所得補償方式による食管会計による買い入れをどこまでも堅持する、こういうふうに約束されますか。
今申した通り、生産費を償う価格で買い上げるということがちゃんと食管法にうたってあるのですから、その生産費を償うというこの点が解決されないのですから、それが解決できぬでおって、ほかの方を奨励金ということは、これは百姓をごまかすことなんです。
さればこそ、先ほどから申し上げておる通り、生産費を償う価格は念願するけれども、これは経済の実勢に応じてやらなければならぬ場合もあるので、そういう場合に際会しているから、まあそこはそうあせらずに着実に目標を実現するようなことを考えていくべきものである、かように考えておるのです。
○福田国務大臣 栗原委員の御意見の通り、生産費を償う価格で繭糸価格の安定が実現されることはまことに私も同意見です。生産費を下げるための努力を一方においてすべしという御意見、これまた全く同意見なんです。ただ、今全体の質疑を通じましてだいぶ私どもの考え方に御不満があるようでございまするが、私どもはそういうことがスムーズに行なわれるというための努力をしているのです。
同時に先ほど来繰り返して申し上げました通り、生産費・所得補償方式の算定は来年度からするということは言明いたしておりません。再確言しておきます。
○松隈説明員 おっしゃる通り生産費調査をして資料を集めておりますが、塩の収納価格につきましては、昨年きめました生産対策におきましても、将来は塩の価格を漸次引き下げて、食糧塩についてはトン一万円程度にしたい、こういうことが方針として認められております。従って、公社もその方向に向って進みたいという考えであります。
要は、公社としての通用の問題であると思うのでありまするが、葉タバコの価格は、具体的な計算といたしましては、法律にうたってありまする通り、生産費、物価、その他の経済事情を参酌して決定することになるのでございまして、適正な収益というのは、これらの要素を参酌しまする際におきまして、特に耕作者の諸事情を十分考慮いたしまして合理的にきめる、こういうことであろうと解釈しておる次第であります。
○神田(大)委員 タバコ耕作農民にとって価格の問題は非常に重大な問題でございますので、いろいろほかの農産物や物価とにらみ合せてきめるのだというようなことでございますけれども、一番問題は、この前の委員会のときも私が指摘した通り、生産費調査におけるところの農家の賃金です。耕作農民の賃金というものは、さっき申しましたように百五十円か百八十円、そういうような統計が出ているわけです。
ところが御存じの通り、生産費は、米がとれてしまわないと、どのくらいかかったかわかりません。そろばんが出てこない。出来秋において、当時の経済事情はどういう事情にあるかということを考慮した上できめるべきなのです。生産費を土台にせずに、何を土台にして今度の新米価をはじいたのですか、そのことを聞いておるのです。
○国務大臣(河野一郎君) 先ほどもお答え申し上げました通り、生産費をどういうふうに計算するかということにつきましては、今なお専門委員の方の御答申も明確に出ていない状態でございます。中間の報告としてはいろいろ御意見をちょうだいいたしました。それを計数を入れる場合にいろいろの計数が出ることも私は承知いたしております。
ところが御承知の通り、生産費計算の中にもいろいろな方法があるのであって、特に労働賃金のとり方いかんが非常に問題になってくるわけであります。
○国務大臣(河野一郎君) 御承知の通り生産費と申しましても、こういうことを申し上げるのはどうかと思いますが、全部の農家の全部の生産費を償うということはなかなかむずかしい思います。これはとり方によっていろいろ出るということは御承知の通りであります。従って私は、再生産の可能なものであるということは、私も言い切ることは困難でございます。
また、三十年産米の米価をどうするかということにつきましては、御承知の通り、生産費主義によることの方がいいじゃなかろうかというような御意見も有力にございます。しかし、いずれにいたしましても、何分、予約買付制度を実施するに当りまして、最終的な米価をきめることが妥当であるかどうかということにつきましては、これもまたいろいろ議論がございます。
○河野国務大臣 御指摘の通り生産費調査は、前年の生産費で翌年の米の予約買付をするわけでございますから、その点からだけ指摘しても、妥当公正なものではないことになるわけであります。
○政府委員(寺内祥一君) これは繭糸価格安定法によります最高価格、最低価格は御承知の通り生産費を大体基準といたしまして、現在の政令で申しますると、最高価格のほうは、生産費の十二割と物価参酌値できめる。
○横田政府委員 これは学説的には、御承知の通り生産費の計算は非常にむずかしいものであるということを、私も存じておるのでございますが、しかし要するにこの条件につきましては、一応各企業から良心的な資料を出してもらいまして、われわれがこの条件にはまつておるということの納得が行つた場合に、初めてそのカルテルを認めるということになります。
而も鉄鋼の電力は先ほど申しました通り、生産費に占める割合というものが相当大きいのでありまして、殊にフエロアロイとか、電気炉とか電気銑とかの関係におきましては、電力料金の原価構成比率が非常に大きいのでありまして、非常に製品の値上りを来たし、延いては関連産業の石炭或いは鉄道とか或いは船舶とか或いは機械工業そのほか一般関連産業に及ぼす影響というものは誠に甚大なるものがあるというように我々は考えるのであります
この点はいつかの本委員会におきまして農林大臣及び安本長官に質問いたしました場合に、農林大臣は生産費方式をとることに努力をするという言明があつたわけでありますが、その言明の通り、そうしてここに書いてある文章このままから受取られる通り、生産費方式のほうへ持つて行かうとする努力はやつておられるのですか。